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78k0s遊びの当面の目標はなんらかの車載アプリケーションである。
入出力ポートの数にも限りがあり、ステータスコードを出力するのも一苦労なので、そういったモノはSerial通信でPC上で確認できるとうれしいのである。
という目論見があり先日、シリアル通信からまず最初に取りかかったのであった。

しかし、このままではまだ不十分である。なぜなら、私はWindows機のノートパソコンを持っていないからだ! orz
持っているのはiBookG4のみ!PPC1.2GHzのかわいいやつ! こいつですくなくとも78k0sのシリアル出力を読めないと、最初の計画は頓挫してしまう。開発環境はさすがに動かなくとも、シリアル通信くらいはできるだろう。やってみるべし。


まずはUSB-Serial変換のドライバを入れる。評価ボードにはFTDI社のFT232BLが使われている。さっそくFTDIのWebサイトに行ってみると、さすがですね、ありましたよ。MacOSX用ドライバ。
VCPドライバのFT232B向けを使います。

パッケージになっているのでGUIでインストールし、その後再起動を求められます。
再起動中になにやら処理を行っているらしく、ギアマークで2,3分停滞して肝を冷やした。

起動したらとりあえず/dev以下の魚拓をとっておく。
ls -1 /dev > none
つぎにUSBポートに評価ボードを差し込んでみる。HardwareGrowlerが何事かを伝えてくれた。どうやら一応認識はしているっぽい? さっそく/dev以下の魚拓をとる。
ls -1 /dev > insrt
そしてそいつらのdiffを観察。さーて、出てるかなー。(もっと楽な確認方法ない?)

diff.png
やったー認識されてるよー!

cu.usbserial-1B1とtty.usbserial-1B1としてマウントされますた。




つづいてターミナルエミュレータでも入れましょう。jermとかminicomとかあるけど、どちらかというとminicomのほうがなれてるのでそっちを入れる。
finkとかportsで入れられるっぽいが、そういうのは往々にしてシステムを乱雑にするのでどこぞからソースファイルとってきて自分で入れます。幸いなことに何も考えずにconfigure;makeするだけでmake check通った。楽でよろしい。

minicom-setting.png
まずminicomの設定を行う。sオプションをつけて実行する。
sudo miniocm -s
とりあえず必要な設定項目はシリアルポートの設定。/dev/cu.usbserial-1B1を指定。
あとは通信速度を9600ボーにして、データビットとかストップビットとかやらを8N1に設定。(78k0sに書き込んだプログラムと同じ設定に!)

設定できたらSave setup as dflを選択して、デフォルトセッティングとして保存。そして一度minicomを終了する。

デフォルトの設定が終わったらさっそく接続してみる。
sudo minicom


minicom-works.png


やったー! シリアル通信できたよー!




これでWin機と同じように、シリアル出力を見ることができました。やったー。
minicomを終了するには、Ctrl-A Zと押すとメニューが表示されるのでそこからexitとかquitを選べばヨロシ。

これで車載デバッグができるぜー。

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